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2026.01.23

3軸でいい加工、5軸にした方がいい加工の違いってなに?

― 実際に現場で考えていること ―

 

こんにちは。ナベセイのカレンです!今日は、よく聞かれる、「この加工、3軸でいいの?それとも5軸?」という話について現場で考えていることを書いてみようと思います。

正直なところ全部を5軸でやればいいわけではありません。むしろ、3軸のマシニングセンタで十分な加工もたくさんあります。たとえば、・加工する面が1〜2面だけ・穴やポケットが上面中心・形状がシンプル・数量が少ない試作、こういった部品であれば、3軸で加工した方が早くてコストも抑えられることが多いです。「5軸を使わない=悪い」では全然ありません。

 

一方で、「これは5軸にした方がいいな」と感じるのは、面数が多い部品や工程数が増えがちな加工です。たとえば、・側面加工が多い・斜め穴や角度付き加工がある・裏面まで含めて精度を出したい・面取りや仕上がりをそろえたい、こういった部品は、3軸だと「段取り → 加工 → 付け替え」を何度も繰り返すことになります。この段取り替えが増えるほど、・時間がかかる・基準ズレのリスクが出る・人の手が増える、といった点が気になってきます。

 

そこで5軸加工です。 5軸(特に割出5軸)を使えば、 一度の段取りで複数面をまとめて加工できるため、段取り回数を大きく減らすことができます。
結果として、精度が安定しやすく、全体の加工時間も短くなるケースが多いです。

ステンレスやアルミの部品加工ではこの差を特に感じることがあります。ステンレスは付け替えによるズレやバリが出やすく、アルミは面数が増えると仕上がりの差が目立ちやすい。 そういった点でも、5軸でまとめて加工できるメリットは大きいです。

 

大切なのは、「3軸か、5軸か」を機械ありきで決めるのではなく、 部品の形状・面数・精度・数量を見て選ぶこと。 同じ部品でも、作り方を変えるだけで 時間もコストも変わることがあります。

 

3軸で十分な加工は3軸で。5軸を使った方が楽で安定する加工は5軸で。そんなふうに使い分けることが、いまナベセイの現場で大切にしている考え方です。

もし、「これ、5軸にした方がいいのかな?」「3軸でもいけそうだけど、どうなんだろう?」と迷うことがあれば図面が固まっていなくても大丈夫なので気軽に相談してもらえたら嬉しいです!!

 

かれんちゃん

保有資格

  • マシニング加工歴1年以上

メッセージ

毎日が新しい挑戦の連続です!