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公差を厳しくすると何が変わる?加工と検査の両方から見えてきたこと
こんにちは!ナベセイのかれんです!!最近は検査の仕事をすることが増え、図面を見る時間もかなり増えてきました。
図面を見ていると必ずと言っていいほど登場するのが、「±0.1」「±0.02」「±0.01」といった数字です。
これは「公差」と呼ばれるもので、簡単にいうと、その寸法がどこまでズレてもよいのかを示した範囲です。
例えば、図面に 10.00 ±0.10 と書かれていれば、9.90mmから10.10mmまでが許容範囲になります。
ところが、 10.00 ±0.01 となると、許される範囲は9.99mmから10.01mmまで。
数字だけを見ると、「0.1が0.01になっただけ」にも見えますが、加工する側や検査する側から見ると、この違いはかなり大きいんです。
公差が厳しくなると、加工も変わる
切削加工では、機械に数値を入力すれば必ずその寸法になる、というわけではありません。
使用する工具の状態や加工条件、材料、温度など、さまざまな要因によって寸法は少しずつ変化します。
そのため公差が厳しい部品では、ただ削るだけではなく、
「今、寸法はどこにいる?」「次はどのくらい補正する?」と確認しながら加工を進めることもあります。
要求される精度が高くなれば、それだけ加工する側にも細かな管理が必要になります。
検査方法も変わります。これは、検査を担当するようになって私自身が特に感じているところです。
比較的公差が広い寸法であれば、ノギスで測定できる場合があります。
しかし、公差が厳しくなれば、マイクロメータや3次元測定機など、その寸法や形状に適した測定方法を選ぶ必要があります。
そして測定器が変われば、測り方も変わります。「図面の数字を測る」
一言でいうと簡単なのですが、実際には、その公差に対してどの方法で測定するのが適切なのかを考えることも検査の仕事なんだな、と最近よく感じています。
ここで少し意外なのが、「公差は厳しければ厳しいほど良い、というわけではない」ということです。
もちろん、部品の機能上どうしても高い精度が必要な部分はあります。
軸と穴のはめあいや、組み立てたときの位置関係など、精度が製品の性能に直接関係する部分では厳しい公差が必要です。
一方で、機能上そこまで高い精度を必要としない場所まで厳しい公差にすると、加工時間や検査時間が増え、結果として加工コストにも影響する場合があります。
だからこそ、「どこに精度が必要なのか」を考えることが、とても大切なんだと思います。
私は以前よりも検査の仕事に関わるようになってから、加工された部品を見る目が少し変わりました。
図面に書かれた一本の寸法。
加工する人は、その寸法に入れるために工具や加工条件を考える。
そして検査する人は、本当にその寸法に入っているのかを測定する。
当たり前のように図面に書かれている数字の裏側には、実はいろいろな工程があります。
私もまだまだ勉強中ですが、図面を見て、実際に測って、「この公差って、こういう意味だったんだ!」と分かる瞬間が少しずつ増えてきました。
そんな発見も、検査の仕事の面白いところだと感じています!
ナベセイでは、旋盤加工・マシニング加工をはじめ、さまざまな切削加工に対応しています。試作1点から量産品まで、材質・形状・数量・要求精度に合わせて加工方法を検討いたします。
「この公差で加工できる?」「図面はあるけれど、どの加工方法が適しているか分からない」
そんなご相談も、ぜひお気軽にお問い合わせください。川崎・横浜から、キリコより熱いハートで全力加工!これからも加工と検査、両方の目線からものづくりについてお伝えしていきます!
☆ナベセイは神奈川県川崎市と横浜市に工場を構える金属加工会社です。
マシニングセンタや旋盤を使った部品加工、アルミやステンレスの切削加工などを行っています。加工方法や図面についてのご相談も、どうぞお気軽にご連絡ください!!☆
かれんちゃん
保有資格
- マシニング加工歴1年以上
メッセージ
毎日が新しい挑戦の連続です!